編集部レビュー
代々木の2階にある「ひつじや」、羊づくしのセットを味わう昼
編集部が自費で訪問しました 2010年訪問 掲載日 2026年8月31日 文・写真: 推し店編集部
2010年の食べ歩き初めに選んだのは、代々木で羊の料理を出しているこちらのお店でした。世界各国の羊料理がそろうと聞いてしまうと、これはもう行かないわけにはいきません。 二階へ上がると、いきなり出迎えられました お店があるのは建物の2階です。…
2010年の食べ歩き初めに選んだのは、代々木で羊の料理を出しているこちらのお店でした。世界各国の羊料理がそろうと聞いてしまうと、これはもう行かないわけにはいきません。
二階へ上がると、いきなり出迎えられました
お店があるのは建物の2階です。土曜の昼に訪ねたのですが、階段をのぼりきったところに外国人の店員さんが腰かけていて、正直なところ少したじろぎました。ただ、応対はとても愛想がよく、すぐに気持ちがほぐれます。中へ通されると、外から想像していたよりも奥行きがあり、あちこちに飾り物が並んでいて雰囲気は上々でした。
ランチはセットの組み立てがわかりやすい
選んだのはスペアリブステーキとシシカバブのBセット、950円です。というのも、ここは「単品」でもライスとミニサラダ、それにスープまで付いてきて(単品という呼び名に心の中で突っ込みを入れてしまいました)、Aセットならそこにチコリの珈琲とパンが、Bセットはさらに焼きバナナのデザートまで加わるからです。安いものは500円ほどで食べられるというのですから、値付けはにわかには信じがたいものがあります。昼のメニューは数がなかなかそろっていて、決めるまでにずいぶん迷いました。
自家製パンとワンプレートの満足感
まず卓に届いたのが、パンとオリーブオイルです。このパンが自家製で、素朴な見た目に反して味の芯がしっかりしており、私の好きなパンの上位に入るおいしさでした。オリーブオイルとの相性も申し分ありません。続いて主役のワンプレートが登場します。皿の上にはスペアリブステーキとシシカバブ、そしてライス、サラダ、スープが並びます。とにかく量がたっぷりです。サラダはこれといった特徴のない普通の味でしたが、スープは飾り気がないぶん素直においしいものでした。シシカバブは噛んだときの弾力と肉汁が心地よく、香草の香りもふわりと立ちます。スペアリブステーキは堂々の2枚。この値段なら味は期待しすぎない方がいいかな、と身構えていたのに、やわらかく肉汁もたっぷりで、さすが「ひつじや」と唸らされました。
焼きバナナとチコリの珈琲で締め
ライスのおかわりはいかがですかと声までかけていただいたほどで、この時点ですでに満腹に近い状態でした。そこへ締めのデザートと飲み物が届きます。温かい焼きバナナに冷たいココナッツアイスがのった一皿で、これがとにかく絶品でした。チコリの珈琲のほうは香ばしさがあり、するりと飲めます。ノンカフェインなのだそうです。
笑いとお土産まで付いて950円
店員さんはみなさん外国人で、席へ来るたびに冗談を飛ばしてくれるので、食事のあいだじゅう笑っていました。おまけに帰り際、お土産としてパンまでいただいてしまい、これがやはりおいしすぎるのです。これだけ並んで会計が950円というのは、さすがに安すぎではないでしょうか。お店にちゃんと利益が残るのか、余計な心配までしてしまいました。夜も価格と味の評判がよいそうなので、あらためて訪ねる価値は十分にありそうです。