編集部レビュー
中目黒の住宅地にひっそり、紹介制のイタリアン メグリヴァの魅力
編集部が自費で訪問しました 2025年訪問 掲載日 2026年8月20日 文・写真: 推し店編集部
紹介制&予約困難の人気カウンターイタリアン megriva(メグリヴァ) 中目黒駅から歩いて10分足らず、落ち着いた住宅地の一角にそっと構えるのがメグリヴァ。常連さんとの関係を重んじる方針から紹介制をとっており、新規での予約は受け付けていま…
紹介制&予約困難の人気カウンターイタリアン megriva(メグリヴァ)
中目黒駅から歩いて10分足らず、落ち着いた住宅地の一角にそっと構えるのがメグリヴァ。常連さんとの関係を重んじる方針から紹介制をとっており、新規での予約は受け付けていません。
だからこそ、誘っていただけたなら迷わず向かいたいお店です。
厨房に立つ吉田シェフは、荻窪にある「アルベロ」という名店で研鑽を積んだ方。営業はワンオペで行われています。
独自ルールに驚くなかれ。すべては料理への集中のために
聞くところによると、この店にはいくつか暗黙の決まりごとがあるのだとか。
ワインが飲めない人は避けた方がよいこと、注文を切り出す間合いが読みにくいこと、そして空いた皿は自分でカウンターへ返すのが作法であること。
職人らしい気質と、やや張り詰めた空気は感じますが、決まりごとさえ守れば楽しく食卓を囲めます。
この日はアラカルトで、好きなものをあれこれ頼みました。
雲丹の冷製カッペリーニ
バジルの青々しい清涼感とみずみずしさが前に出たパスタに、雲丹の甘さがよく合います。
牛ほほカルパッチョ
人数分をまとめて大皿で出してくれるので、取り分けは自分たちで行います。
薄く引かれた牛の頬肉は歯ざわりがちょうどよく、ルッコラのほろ苦さが後を引きます。
毛蟹 サフランソース ホワイトアスパラガスオムレツ
空気を含んだふわふわのオムレツに、水分をたっぷりまとったホワイトアスパラガスのジューシーさ。
サフランの香りと毛蟹の旨みが、見事に響き合います。
フォカッチャ
サイズは大きめで、ふかふかとした食感。オムレツをのせて頬張ってもおいしくいただけます。
桜鱒フリット
衣は軽やかに、身はふんわりと揚がった桜鱒。カレーの風味をまといつつ、スパイスの効き方は穏やかです。
桜鱒そのものもしっとりとして、旨みがきちんとあります。
レモンバターチーズパスタ
かねてこの店で食べてみたかった一皿です。
ソースは濃厚ですが、レモンの酸と香りのおかげで後味は爽快。飾り気のないおいしさで、いくらでも入ってしまいそうでした。
筍ボロネーゼ
歯ごたえの残る筍が、大ぶりのまま入ったボロネーゼ。
肉の旨みが詰まったソースが、麺によく絡みつきます。
蝦夷鹿のロースト
外側はこんがりと焼かれ、断面は美しい赤。
きめ細やかでしっとりとした鹿肉は軽やかで、後半に差しかかっても重さを感じさせません。
麻の炭のブランマンジェ
ほのかに青みを帯びたブランマンジェには、麻の炭が使われているそうです。
味も香りも特にありませんが、炭入りと聞くと体に良さそうに思えてきます。
料理に合わせたワインたち
ワインも食後酒も品ぞろえが豊富で、どれを選んでもおいしいので、つい杯を重ねてしまいます。
megriva(メグリヴァ) まとめ
料理の完成度はもちろん、それぞれに合うワインの選び方も見事でした。
予約の取りにくさや独特の作法に、はじめは身構えてしまうかもしれません。けれど実際に訪ねてみれば、その理由がすんなり腑に落ちるはずです。
また足を運びたくなる、イタリアンの名店です。