編集部レビュー
池袋駅すぐのひとり焼肉 美そ乃、55部位を1切れから選ぶカウンター
編集部が自費で訪問しました 2017年訪問 掲載日 2026年8月31日 文・写真: 推し店編集部
東京での1週間の滞在を終え、昨日ようやく神戸へ帰り着きました。 向こうにいると時間の進み方が速く感じます。 池袋駅すぐ、A5黒毛和牛だけのカウンター店 今回書き留めておきたいのは、池袋駅を出てすぐの場所に構える焼肉店です。 うたっているのは…
東京での1週間の滞在を終え、昨日ようやく神戸へ帰り着きました。
向こうにいると時間の進み方が速く感じます。
池袋駅すぐ、A5黒毛和牛だけのカウンター店
今回書き留めておきたいのは、池袋駅を出てすぐの場所に構える焼肉店です。
うたっているのは、A5等級の黒毛和牛を専門に扱い、55もの部位が味わえるという一点だそうです。
何より、ひとりでも気兼ねなく網に向かえるのが魅力です。
もちろん二人連れや仲間同士でも楽しめます。
席はカウンター席だけで、数えると10席前後です。
こちらが黒毛和牛の部位を並べた一覧表です。
55部位もあり、初めて目にする呼び名が多くありました。
こうして絵にしてもらえると、どこの肉かがすっと頭に入りますね。
訪問した当時は平日15時から店を開けていて、早めの時間帯なら飲み物が割安になるとのことでした。
イチオシだと伺った「茶葉茶」を頼んでみました。
ひと口目から茶葉の香りがぐっと立ちます。
そしてひとり焼肉セット。実はひとりで焼肉に挑むのは初めてなんです。
1切れから頼めるから、少しずつたくさん
ガラスケースがカウンターにあり、部位ごとの肉を眺めることができます。
赤身の色合いも脂の入り方も一つひとつ違い、見比べるだけで面白い。
美そ乃さんのありがたいところは、1切れ単位で注文できること。
おかげでひとりでも8〜10種類は味わえるそうで、これはうれしい。
迷ったときは¥2,000から¥4,000の盛り合わせという手もあるので安心です。
オーナーおすすめを、ひととおり
サーロインの塊も見せていただきました。とにかく圧倒される存在感です。
この日はオーナーさんおすすめを順に運んでもらいました。
レバーの炙り焼き(¥750)。
角がぴんと立っていて、ひと目で鮮度の良さが伝わってきます。
歯を入れると確かな弾力があるのに、噛むほど甘みが広がってとろけます。
これだけをいつまでも食べていたい気分です。
(炙る工程に一切触れていない理由は、ご想像にお任せします。笑)
タン元(¥270)。
この細やかな断面には驚かされます。厚みも十分です。
ピンク色が残らないよう、しっかりと火を通してくださいとのこと。言われたとおり念入りに焼きます。
弾力を感じるのに、やわらかくてすっと噛み切れました。
ウチモモ(¥260)。
こちらは赤身にあたる部位です。
肉そのものの旨みを追いかけるなら、やはりお塩、それもピンク岩塩が一番でした。
カタサンカク(¥300)。
薄めに切って2枚で出る日もあるそうですが、この日は厚めの1枚でした。
しっかり火を入れて。
この焼き上がりの姿、思わず見入ってしまいます。
肉の味わいがまっすぐ伝わってきました。
インサイド(¥320)。
上ハラミと呼ばれる部位にあたるとのこと。
ハラミには目がないのですが、文句なしのやわらかさでした。
カタシン(¥300)。
こちらは上ロースだそうです。
網にのせると、脂がみるみるしたたり落ちます。
ロースもまた大好きな部位で、噛んだとたんに肉汁があふれて幸せな気持ちになりました。
ザブトン(¥320)。
霜降りに分類される部位。白に近いピンク色をしています。
もはや肉というより、肉汁の塊のような感覚でした。
脂に重さがなく、あとから胃にもたれにくいのも良いところ◎
トモサンカク(¥310)。
こちらも霜降りにあたります。
脂に甘さがあって、軽やかに食べたいときは塩とわさびの合わせ技が最高です。
極上サーロイン(¥580)。
もう焼肉というよりステーキの領域。霜降りの入り方が実にきれいです。
網にのせて焼いている時間が、なんともたまりません。
口に含んだ瞬間、そのままとろけていきました。
脂の旨さを心ゆくまで堪能できます。
シャトーブリアン(¥600)。
希少部位として名高いこの一皿が、この価格でいただけるとは。
一頭単位で仕入れているからこそ成立する値段で、よそではまず出会えません。
歯の出番がありません。あふれる肉汁がとにかく旨い。
あまりの美味しさに「うん、うん」と繰り返すだけの人になっていました。笑
締めの一皿と、また来たくなる理由
極上サーロインの焼きすき(¥1,200)。
締めの一皿として、オーナーさんがぜひ食べてほしいと勧めてくださいました。すき焼き風のタレを極上サーロインにかけた一品です。
こだわっているのは肉の薄さ。ほかの部位は職人さんが店内で1枚ずつ切り出すそうですが、これだけは機械でないとこの薄さが出ないのだとか。
玉子が添えられているので、先にといておきます。
両面をさっと炙る程度で火から上げて。
といた玉子をまとわせて運ぶと、出てくる言葉は「幸せ」だけ。
舌にのせた瞬間から、ほどけるように消えていきます。
タレにも甘みがありますが、それ以上に肉の甘さが際立ちました。白いごはんが恋しくなる味です。
これだけの部位を、自分の間合いで楽しめるのはうれしい限りです。
伺ったのは午後3時頃でしたが、早い時間からひとりの方やカップルのお客さんが大勢いらっしゃいました。
(私のほかにも、女性がひとりで来店されている姿がありましたよ)
ふらりとまた足を運びたくなる、そんな一軒です。
ごちそうさまでした。