編集部レビュー
表参道から歩く南青山の茶茶 Ryu-rey、京のおばんざいとハリハリ鍋
編集部が自費で訪問しました 2008年訪問 掲載日 2026年8月31日 文・写真: 推し店編集部
南青山のビルの一室、大人の落ち着きが漂う一軒 表参道から少し歩いた南青山に、静かに佇むダイニングバーがあります。それが茶茶Ryu-rey。店内は空気がやわらかく、つい長居したくなる落ち着きがありました。京のおばんざいと、炭火で仕上げる本格的…
南青山のビルの一室、大人の落ち着きが漂う一軒
表参道から少し歩いた南青山に、静かに佇むダイニングバーがあります。それが茶茶Ryu-rey。店内は空気がやわらかく、つい長居したくなる落ち着きがありました。京のおばんざいと、炭火で仕上げる本格的な炙り焼きの両方が味わえるお店です。
最初に届いたお通しは、あんかけの豆腐と、おからの二品が並びました。おからはしっとりとした口当たりで、甘みがしっかりあり、私の好みにぴったりの味付けでした。
冷たい一皿から、じっくり火を入れた惣菜まで
冷やしトマト(525円)は、よく冷えていて、それだけでおいしい一皿でした。マヨネーズを添えると、好みで表情を変えられます。
続いて届いたのは、カマンベールチーズをまるごと天ぷらにした一皿(735円)です。衣の中でチーズがほどよくとろけていて、これがとにかく絶品でした。
豚角煮大根(895円)は、角煮と聞いて思い浮かべるこってり感とは正反対の、あっさりとした仕上がりでした。味付けは薄めなのに、芯まできちんと味が入っています。
マッシュルームステーキ(683円)は、名前から想像する姿よりずっと大ぶりで、巨大なしいたけのようでした。噛むととても柔らかく、タレは甘めでした。
牛すじの鍋と、やわらかな煮もの
薬味には醤油らしきものと唐辛子、柚子胡椒が添えられていて、私が選んだのは柚子胡椒でした。豆腐も一緒に煮えたハリハリ鍋(牛すじと京水菜・840円)は、口当たりこそさっぱりしているのに、牛すじはほろりと崩れる柔らかさ。もともと牛すじには目がないのですが、出汁のおいしさとみず菜との相性まで含めて、この日いちばん印象に残った一品です。
かぼちゃのホクホク煮(525円)は、やわらかさの加減が絶妙でした。甘めのあんのようなものがかかっていて、かぼちゃのほくほくとした食感と重なります。
茶茶の肉じゃが(683円)は今回は口にしませんでしたが、見るからにおいしそうでした。
刺身と天むす、そして迷いに迷ったデザート
刺身盛り合わせ(1575円~)に並んだのは、真鯛やかんぱち、ホタテ、紋甲いか、生ダコ、かつお、サーモンなど。どれも鮮度がよく、少しずつ色々な種類を味わえるのがうれしいところです。
天むす(683円)は、一つひとつが思ったより大ぶりで、これだけでも十分な食べ応えがありました。
新じゃがから揚げ(630円)は、新じゃがを半分に切り、そのまま揚げたものです。ほくほくとした食感がたまりません。
デザートはどれもおいしそうで、選ぶのに本当に苦労しました。最終的に頼んだのは、豆腐アイス最中とあったかい葛餅(525円)です。ぱりぱりした最中の皮にアイス、小豆、そして葛餅――この顔ぶれが合わないはずがありません。言葉にするのが難しいくらい、ただただおいしい一皿でした。
食べ終えての感想
おなかいっぱいまでいただき、料理はどれもおいしくて大満足でした。雰囲気は大人向けで、私にはまだ少し背伸びに感じるほどですが(笑)、気づけば時間があっという間に過ぎていました。とくに心に残ったのはハリハリ鍋とデザートで、また近いうちに寄りたくなる一軒でした。